UVケア・「SPF」と「PA」ってなんのこと?

日が高くなる春先~夏にかけて、こぞって“紫外線対策!!”といって日焼け止めを手放せなくなりますが、日焼け止め商品に書かれている「SPF」 や「PA」って何のことか知っていますか?
これらにはきちんと意味があります。この意味を知って時間帯や生活シーンに合わせてUVケアをしていきましょう。

UVケア

●SPFとは??

SPFとは―Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で紫外線防御指数といいます。紫外線を浴びた時にできる赤い斑点ができるまでの時間をどれだけ長く延ばすことができるかを表すことを言います。

*SPF30とは赤い斑点が現れるまでの時間を30倍に延ばすことが出来るという事です。

具体的にいうと、赤い斑点が現れるまでにかかる時間が20分程度かかる人がSPF30の日焼け止めを塗った場合、20×30=600分になり、これは約10時間程度の日焼け止めの効果が期待できるという事になります。

●PAとは??

PAとは― Protection Grade of UV-A(プロテクション グレード オブ UV-A)の略でUV-A防御指数といいます。SPFが肌が赤くなる原因を防ぐことに対してPAは皮膚黒化が起こることを防ぐことです。
(*UV-A:肌が黒くなる日焼け )
 
*PAは、日本では以下の3段階に分けられています。

・PA+   UV-A防御効果がある
・PA++  UV-A防御効果がかなり高い
・PA+++ UV-A防御効果が非常に高い

★紫外線量について

*時間帯
正午前後:午前10時~午後2時が最も多い。この4時間で1日の紫外線の約50%以
上を占めるそうです。日の入りや日の出付近は逆に紫外線量はかなり少ない時間
帯。ただし、この時間は目に入る紫外線が多くなるようです。

 
*季節
紫外線量が多い季節は春~夏にかけて、3月頃~9月頃。一番多くなるのは真夏。
真冬に比べて5倍の量になると言われています。
ただ、真冬になくなるという事ではなく紫外線は季節に関係なく1年を通して降り注いでいるのでケアは必要です。

自分の肌質に合わせて日焼け止めを使い分けるとスキンケアの効果も出てくるでしょう。