「水出しコーヒー」をご存知ですか?いつもとコーヒーの淹れ方を変えると、酸味や苦味が抑えられほんのり甘いコーヒーになるのです。
■「水出し」って何??
ドリップ、サイフォン、エスプレッソなど、コーヒーにはいろいろな抽出法があります。その中でも「水出し」は、お湯ではなく常温の「水」で抽出するという方法。他の淹れ方では出せないような香りと味わいが楽しめます。水で淹れることによって、香りが逃げずにそのままコーヒーに封じ込められ、良質な甘味と柔らかい苦味が引き出されるのです。抽出加減によって、味の変化も楽しめる「水出しコーヒー」。自分で好きな濃さのコーヒーに出来るというのも魅力的ですね。
■お家で出来る水出しコーヒー
○準備するもの
・挽いたコーヒー豆 20g
・水 300cc程度
・お茶のパック
・コーヒーポット
コーヒー豆は普通のものでも大丈夫ですが、焙煎度合いによって味は変わります。水出しの場合は、深めの焙煎の方がコクが出やすいのでおすすめ。
水出しに使う水は、他の抽出法と違って加温しない分、もとから良質なものを選びましょう。美味しい水の方が断然仕上がりも良くなります!
○手順
(1)コーヒーをお茶のパックにつめる
(2)コーヒー豆を入れたお茶のパックをコーヒーポットに入れ、水を入れる
(3)冷蔵庫で一晩寝かせ、じっくり水出し。だいたい6~8時間。
水出ししたコーヒーはそのままでももちろん美味しく飲めますが、温め直してホットで飲むことも出来ます。封じ込まれていた香りが解き放たれ、非常に香り高いものに。ここで気をつけるのが温め直すときに直火を避けること。直火で加熱すると成分が酸化してしまうため、湯煎や電子レンジを使いましょう。
ホットコーヒーはこだわるけれど、夏はボトルのアイスコーヒーと決めてはいませんか?是非この夏は、簡単に美味しく出来る「水出しコーヒー」に挑戦してみましょう。