「マリンルック」は、夏になると必ず登場し、流行します。今年の夏も「マリン」は熱く君臨しています。これだけクリエイションされていくファッションの中で、毎年必ず流行を作り、ブームを作り続ける「マリンルック」とは、ただただ、素晴らしいファッションルックというしかありません。
そんな、マリンルックについてちょっと覗いてみましょう。
■マリンルックといえば「ボーダー柄」、これって英語?
マリンルックといえば、ボーダー柄です。
「ボーダー」という言葉は、英語の表現ではありませんので、要注意です。「ボーダー」という英語は存在しますが、ボーダー柄においては使いません。(border –境界線・国境の意)
英語では、横しま柄を⇒horizontal(ホリゾンタル)といいます。また、縦しまを⇒striped(ストライプトゥ),
(状況に応じて、stripedも横しまとして使う場合もあります。)
■マリンルックの王者のボーダー柄の発祥って?
ボーダーTを考案したのは、あの Coco Chanel(ココ・シャネル)です。海で働く漁師が皆来ているところからインスピレーションし、女性のファッションへと作り上げたのです。
シャネルといえば、女性がガチガチに決められたファッションから、男性のように動きやすく自由でいられるファッションを大きく作り上げた偉大なデザイナーです。
第二次世界大戦後1940年代後半からフランスのファッションは加速し、それまで以上にファッション大国として前進しました。
ボーダー柄はその頃からずっとファッションの流行として登場し続けています。
たくさんのデザイナーが、ボーダーを作り上げ現在に至るのです。
一言で「マリンルック」といっても、とっても奥が深く、歴史のあるファッションの一つなのです。
■マリンルックのイメージを持つ他のデザイナーとは?
マリンルックを看板に掲げるブランドや、デザイナーは今や数えられないほどです。
その中でも、シャネルは考案者ですから別格です。その他、ニットの女王として有名なSonia Rykiel (ソニア リキエル)のボーダーも有名です。
マリンルックはカジュアルと思われがちですが、このように元々はオートクチュールを担うデザインナーから作られていたのです。カジュアルにもドレスにも変化できることが大きな魅了でもあるファッションなのです。
これからは、もっとマリンルックを自分のファッションにしてみてはいかがですか。