
インフルエンザの流行と言えば冬。例年、3月末になると患者数は急速に減りますが、今年はインフルエンザB型の感染が未だ広がっており、患者数が多いです。引き続き予防を心がけましょう!
■今流行っているインフルエンザB型って?
インフルエンザの特徴の一つに38度異常の高熱が挙げられますが、B型に感染した場合にはA型よりも高熱を出しにくい傾向にあります。そのため、インフルエンザとは思われず、ただの風邪だと放置されるケースがあり注意が必要になります。また、B型の方が呼吸器系・消化器系の炎症が起こりやすい傾向にあり、咳や下痢の症状が出ます。A型よりも毒性が弱いB型ですが、油断してはいけません。
■感染したかも?そんな時は・・・
家族がインフルエンザに感染した、さっきまで会っていた人がインフルエンザにかかっていた、ということはよくあります。ウイルスが体内に入ってしまってから、症状が出始めるまでの潜伏期間の間に出来ることをやってみましょう。
・手洗いうがい
接触後、気づいた時点でまず手洗いうがいを!
・換気する
狭い部屋には比較的長くウイルスが浮遊するため、1~2時間に1回程度行うのが理想。
・水分をとる
吸いこんだウイルスが粘膜へ侵入しないように、鼻からのどまでの粘膜に生えている線毛の活動能力を高めましょう。水分不足になると働きが悪くなるので、こまめに水分補給を。
・加湿する
乾燥しているとウイルスが空気中を漂ってしまうため、室内を適度な湿度にしましょう。
・睡眠をしっかりとる
身体を修復し体力を回復させる睡眠は、インフルエンザ感染に対抗するためには必要不可欠!できるだけ12時前に就寝し、十分な睡眠をとりたいものです。
今年の冬は全国的に寒い日が長く続いたため、感染期間がのびてしまったことは確かです。専門家によると、5月のゴールデンウィークまでは決して油断できないそうなので、せっかくの連休を楽しむためにも予防を徹底しましょう!